ケルン:ケルン日本文化会館は40周年

ケルン日本文化会館

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日本語ワークショップ (c)上野 潤

ケルン日本文化会館は1969年9月に開館して以来、日独の文化交流の架け橋としてケルンのみならず全ドイツにて様々な文化活動を行ない、また支援してきましたが、2009年に開館40周年という重要な節目の年を迎えることができました。開館40周年を記念し、記念式典、ケルンフィルハーモニーでのアンサンブル遊声による雅楽コンサート、1930年代にベルリンフィルを指揮した作曲家貴志康一生誕100年記念コンサート、現代美術「ウィンターガーデン」展、NRW州学術省共催シンポジウム「高齢者にとってもライフクォリティ」、日本語学習者の体験を語る講演会や折り紙のワークショップ、「21世紀少年」などのポップ映画上映会など多彩なイベントを9月1日より8日ににわたって実施し、ケルンだけでなく遠隔地からも多くの来館者を迎えて熱気に包まれた1週間でした。「ウィンターガーデン」展にあわせて来独した出品作家泉太郎氏のパフォーマンスは大人から子供まで楽しめましたが、ケルンでのパフォーマンスは泉氏の新しい作品として結実しました。

topic_1003_cologne01.jpg泉太郎氏のパフォーマンス (c)上野 潤

topic_1003_cologne02.jpg作曲家貴志康一生誕100年記念コンサート (c)上野 潤

日本の伝統文化である雅楽からポップカルチャーにいたる現代文化まで幅広く紹介することで、参加者より改めて日本文化の奥深さを賞賛する声を多数頂きました。

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記念式典には小倉理事長によるドイツ語でのビデオメッセージが流れ、在独日本大使館より神余大使やゲーテインスティテュート総裁のレーマン氏、ケルン市などより祝辞を頂いたほか、日本に長く滞在したジャーナリストのヒルシャー氏などを交えて上田浩二館長の司会でシンポジウム「日独関係のこれから」を実施。日独双方の文化活動に携わる関係者が旧交を暖めるとともに、今後の活動について活発な意見を交わしました。各界より寄稿された論文集「40周年記念集」も出席者に配布され好評を得ています。

2011年、日独修好150周年を迎え今後ますます重要度が高まる日独関係の発展に、これからもケルン日本文化会館は一層の寄与をする所存ですので、今後とも皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

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